美容看護師になってみたものの、合わなくてすぐに辞めてしまった…
なんて事になったら、嫌ですよね。
せっかく苦労して転職するからには、長く続けたいものです。
でも、自分が美容看護師に向いてるか分からないと不安も大きいと思います。
この記事では、ご自身が美容看護師に向いているか診断ができます。
この記事を書いている私は、大手美容クリニックで働いて2年になる看護師です。
実際に美容で働いて知った実情をもとに、この診断を作りました。
脱毛クリニックが特に気になっている方には、脱毛看護師に向いてる人の特徴7選【美容クリニック】も参考になります。
美容看護師に向いているか診断

美容看護師に向いているか診断は点数制です。
質問に対しYES=2点、NO=0点、どちらでもない=1点とします。
以下の8つの質問に対して、合計点を計算してください。
質問①美容に興味がある
当然のことながら、美容に興味がある人の方が美容看護師に向いています。
という方は0点。
という方は2点。
質問②忙しさに強い

美容看護師は、意外と忙しいです。
美容クリニックは自由診療なので、患者様の支払った金額が収益となります。
そのためたくさんの施術を提供し稼がないと、クリニックはやっていけません。
たくさんの施術を提供するため、基本的には忙しいです(※クリニックにもよります)。
と思っている方は0点。
と言う方は2点。
質問③腰痛、腱鞘炎が無い

美容看護師は、同じ施術を繰り返すので腰痛や腱鞘炎を引き起こす可能性があります。
自分の体をいたわって、体勢に工夫しながら仕事をしないと体を壊す可能性があります。
そのため今の時点で、腰痛や腱鞘炎などの持病がある人は0点、無い方は2点です。
質問④同じ作業が苦にならない

美容看護師の仕事内容は限られています。
施術や部位は複数種類あるとはいえ、バリエーションはそう多くありません。
と思いそうなら0点。
一方、
と思うなら2点。
質問⑤志望動機が雇用条件以外にもある

美容看護師になりたい志望動機が、雇用条件だけだと危険です。
雇用条件だけ、というのは
- 夜勤なくてこれくらいの給料なら美容もいいかな。
- お給料とお休み多いから美容看護師になりたい!
という状態です。この状態の方は0点。
条件に惹かれる部分はあると思いますが、
- 美容を通して多くの人を幸せにしたい
- 今までの看護技術を美容に役立てたい
など、目指す理由が雇用条件以外にある方は2点としてください。
質問⑥今より年収が下がっても大丈夫

美容看護師の場合、今より年収が下がる可能性があります。
募集要項で見ると美容看護師はたしかに月収はいいですが、ボーナスは病棟に比べて低いです。
美容クリニックはボーナス数万~十数万円という世界です。(※クリニックによります)
ボーナス=夏冬それぞれ数十万を期待していると、
となるかもしれません。
クリニックによりますが、美容看護師の年収は400万~500万円程度。
年収下がるのはちょっと…という方は0点。
それでも大丈夫、美容やりたい!って方は2点。
質問⑦年下の先輩に抵抗が無い

美容クリニックでは、年下の先輩から指導を受けることも多くあります。
中には、キャリアの早い段階で美容にシフトした=臨床経験の少ない先輩もいます。
と思う方は0点。
という方は2点。
質問⑧10代の患者さまにもへりくだることができる
美容クリニックには10代の患者様や学生さんも多くいらっしゃいます。
中には、礼節を欠く患者さまもいるかもしれません。
そんな方に対しても、美容クリニックは最高級の接遇を要求されます。
と思う方は0点。
と思う方は2点。
美容看護師に向いているか診断:採点結果

美容看護師に向いてるか診断の採点結果です。
- 12点以上…適正あり
- 9~11点…意識の改変が必要
- 8点以下…美容転職は要検討
正直言うと、この8つの質問はすべて2点=合計16点であることが理想です。
しかし色々な事情があると思うので、12点以上なら適正ありとしました。
11点くらいまでなら、色々と自分の認識を見直すことで美容クリニックに順応できる余地があると思います。
8点以下になると、美容看護師じゃない方が幸せかもしれません。
8点以下の方は、こんな理由で美容看護師が嫌になる可能性が高いです。
- 美容クリニックは思った以上に忙しく大変だった
- 美容クリニックは病棟より給料がいいと思ったけど違った
- 年下にもヘコヘコしなきゃならなくて抵抗感がある
という方は、一度派遣や応援ナースをしてみると良いかもしれません。
派遣や応援で高いお給料をもらいながら、将来についてゆっくり考えるのも良いと思います。
美容看護師に向いているか診断:注意点

美容皮膚科を目指す場合は、以下の項目も注意が必要です。
看護技術の低下
美容皮膚科は、美容に特化したスキルが成長します。
逆に、臨床で鍛えた看護技術は使う機会が減っていきます。
看護技術の低下に抵抗感がある場合は、入職後
と悩んでしまうかもしれません。
営業がある

美容皮膚科の場合、一患者からの収益は少ないので人数や回数で稼ぐ必要があります。
そのため、美容皮膚科はリピーターを増やしたり物販で収益を得る=営業が求められる場合があります。
クリニックによっては、ご指名や物販などの売り上げがインセンティブになるところもあります。
という場合は、自身の評価や給料が上がらず、嫌になってしまうかもしれません。
まとめ

以上、美容看護師に向いてるか診断でした。
美容看護師は、雇用条件だけに惹かれて転職すると後悔する可能性が高いです。
美容看護師はラクでもないし、年収で考えれば大して給料も高くないです。
本当に美容に関わりたい看護師さんしか長続きしないと思います。
- 美容が好き!
- 一人一人にしっかり関わりたい!
- 自分の施術で笑顔になってほしい!
など、自分が美容看護師になりたい理由をしっかりと考えましょう。
診断結果が8点以下だった方は、美容看護師の福利厚生だけに惹かれている可能性がありますから、
- どうなったら自分が幸せなのか?
- 自分が仕事に何を求めているのか?
福利厚生意外で考えてみましょう。
美容看護師になる事を決めたら、【退職から採用まで】美容看護師になるまでのロードマップの通りに行動すれば大丈夫です。
以上、山下智巳でした。
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