
2022年は美容看護師になりたい!だって夜勤ないし給料いいもん♪

その発想は危険です。すぐ嫌になってしまうかもしれません。
この記事では、美容クリニックで働きたいあなたが美容看護師に向いているか診断できます。
今のクリニックに就職して分かったのは、本当に人の出入りが多い事。
私はまだ入職後1年程度ですが、
- 同期…複数名退職(多数)
- 先輩…1名退職
- 後輩…3名退職
と、入職後数日~数か月で辞める看護師もザラにいることが分かりました。

雇用条件もいいのに、なんで辞めちゃうんだろう?
その理由は「入職前に期待していた状況と、実際の状況が異なるから」だと思います。

あなたも美容クリニックで働く前に、「美容看護師に向いているか=長く続けられるか」を診断してみましょう!
※美容ナース転職をしたい!と決めた方。後悔しない美容転職をしたい方。
まずは私にご相談ください。
美容看護師に向いているか診断
美容看護師に向いているか診断は点数制です。
以下の8つの質問に対して、合計点を計算してください。
質問①美容に興味がある
当然のことながら、美容に興味がある人の方が美容看護師に向いています。
美容に興味はないけど、条件がいいから美容看護師もいいかな。
という方は0点。

美容の仕事に関わりたい!看護技術を美容に役立てたい!
という方は3点。
質問②忙しさに強い
美容看護師は、意外と忙しいです。
美容クリニックは自由診療なので、患者様の支払った金額が収益となります。
そのためたくさんの施術を提供し稼がないと、クリニックはやっていけません。

今の病棟忙しすぎ…美容でラクにゆったり働きたいわ。
と思っている方は0点。

忙さもかかってこい!むしろ忙しい方が好き!
と言う方は3点。
質問③腰痛、腱鞘炎が無い
美容看護師は、同じ施術を繰り返すので腰痛や腱鞘炎を引き起こす可能性があります。
自分の体をいたわって、体勢に工夫しながら仕事をしないと体を壊す可能性があります。
今の時点で、腰痛や腱鞘炎などの持病がある人は0点、無い方は3点です。

腱鞘炎や腰痛を理由に退職する美容看護師さんは多いです。
質問④同じ作業が苦にならない
美容看護師の仕事内容は限られています。施術や部位は複数種類あるとはいえ、バリエーションはそう多くありません。

なんか毎日同じ作業の繰り返し…何やってんだ自分。
と思う美容看護師も中にはいます。
一方、

同じ繰り返しの中で自分の技術を高めたい!
という看護師もいます。
前者なら0点、後者なら3点です。
質問⑤志望動機が雇用条件以外にもある
美容看護師になりたい志望動機が、雇用条件だけだと危険です。
雇用条件だけ、というのは
- 夜勤なくてこれくらいの給料なら美容もいいかな。
- こんなに休みがあって給料高いから美容看護師になりたい!
という状態です。この状態の方は0点。
条件に惹かれる部分はあると思いますが、
- 美容を通して多くの人の幸福に関わりたい
- 今までの看護技術を美容に役立てたい
など、美容看護師を目指す理由が雇用条件以外にある方は3点としてください。

美容看護師になった理由1位=雇用条件、と言う方は入職してから嫌になる確率が高いです。
質問⑥今より年収が下がっても大丈夫
美容看護師の場合、今より年収が下がる可能性があります。求人票で見ると美容看護師はたしかに月収はいいですが、ボーナスは病棟に比べて低いです。

美容クリニックはボーナス数万円とかの世界です。
(※クリニックによります)
ボーナス=夏冬それぞれ数十万、を期待していると

思ってたんと違う!
となるかもしれません。
クリニックによりますが、美容看護師の年収は400万~500万円程度。
今あなたが病棟に勤務し500万程度年収があるならば、美容看護師の年収を低いと感じるかもしれません。
年収下がるのはちょっと…という方は0点。
それでも大丈夫、美容やりたい!って方は3点。
質問⑦年下の先輩に抵抗が無い
あなたの臨床経験が長くても、美容未経験なら年下の先輩から指導を受けることになります。
中には、キャリアの早い段階で美容にシフトした=臨床経験の少ない先輩もいます。

なんで臨床経験5年の私が臨床たった1年のこの子に指導されなきゃいけないの!?
と思う方は0点。

臨床1年だろうが美容に関しては先輩。ちゃんと先輩として尊敬できます。
という方は3点。
質問⑧10代の患者さまにもへりくだることができる
美容クリニックには10代の患者様や学生さんも多くいらっしゃいます。
中には、

礼儀がなってないな…
と感じる患者さまもいるかもしれません。
そんな方に対しても美容クリニックは最高級の接遇・おもてなしを要求されます。
年下に対してへりくだる事に抵抗のある人は、嫌になってしまうかもしれません。

なんで私が年下相手にヘコヘコしなきゃいけないの!?
と思う方は0点。

いくつだろうとお客様はお客様。誰に対しても最高の敬意を払えます。
と思う方は3点。
美容看護師に向いているか診断:採点結果
美容看護師に向いているか診断の採点結果です。
- 18点以上…適正あり
- 15~17点…意識の改変が必要
- 14点以下…美容転職は要検討
正直言うと、この8つの質問はすべて3点=合計24点であることが理想です。
しかし色々な事情があると思うので、18点以上なら適正ありとしました。
15点くらいまでなら、色々と自分の認識を見直すことで美容クリニックに順応できる余地があると思います。
14点以下になると、おそらく美容看護師には向いていません。
14点以下の方は、以下の理由で美容看護師が嫌になる可能性が高いです。
- 美容クリニックは病棟よりラクそうだと思ったけど違った
- 美容クリニックは病棟より給料がいいと思ったけど違った
- 年下にもヘコヘコしなきゃならなくて抵抗感がある
etc…
14点以下の方は、美容クリニックに過度な期待があると言えます。

なぜ自分が美容看護師を目指しているのか、理由をもう一度真剣に考えた方が良いでしょう。
もっと違う分野の方が向いているかもしれません。

でももう病棟は嫌だな…
という方は、一度派遣や応援ナースをしてみると良いかもしれません。

派遣や応援で高いお給料をもらいながら、将来についてゆっくり考えるのも良いでしょう。
美容看護師に向いているか診断:補足
全ての美容クリニックに言えることではないので診断から外しましたが、美容皮膚科を目指す人には以下の項目も重要です。
看護技術の低下に抵抗がない
美容外科は、日常的に採血やオペ介助など外科的な技術・知識が必要とされるので看護技術の低下は心配ありません(むしろ向上が望めます)。しかし、美容皮膚科は一般の臨床では役立つことのない、美容に特化したスキルが成長します(レーザーの照射など)。
美容皮膚科は、臨床で鍛えた看護技術は使う機会が減ってしまいます(採血、ルートキープ、急変時対応など)。

看護技術の低下に抵抗感がある場合は、入職後いろいろと悩んでしまうかもしれません。
営業にも挑戦できる&抵抗がない
美容外科の場合、侵襲の大きい手術を提供するため1人あたりから得る医療費は高額です。
一方美容皮膚科の場合、外科ほどの報酬は得られないので人数や回数で稼ぐ必要があります。
つまり、美容皮膚科はリピーターを増やしたり物販で収益を得る=営業が求められる場合があります。
クリニックによっては、ご指名や物販など営業の売り上げがインセンティブになるところもあります。

営業なんてできない…自信もない。ダルい
という場合は、自身の評価や給料が上がらず、嫌になってしまうかもしれません。
まとめ:美容看護師は雇用条件だけで転職すると後悔する
以上、2022年は美容看護師になりたい!と言う方向け、美容看護師に向いているか診断でした。

美容看護師は、雇用条件だけに惹かれて転職すると後悔します。
美容看護師はラクでもないし、年収で考えれば大して給料も高くないです。
本当に美容に関わりたい看護師さんしか長続きしないと思います。
- 美容が好き!
- 一人一人にしっかり関わりたい!
- 自分の施術で笑顔になってほしい!
自分が美容看護師になりたい理由をしっかりと考えましょう。
診断結果が14点以下だった方は、美容看護師の条件だけに惹かれている可能性がありますから、
- どうなったら自分が幸せなのか?
- 自分が仕事に何を求めているのか?
お給料や休みの数以外で考えてみてください。
今の仕事をすぐ辞めたい!と言う方は、派遣や応援ナースで高いお給料をもらいながらゆっくり考えるのもよいでしょう。
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後悔しない美容クリニック転職をしたい方は、お気軽にご相談どうぞ。
TwitterのDMでもご相談を受け付けています。
あなたのモヤモヤにとことん付き合い、後悔しない美容看護師転職をサポートします!
以上、山下智巳でした。
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