
訪問看護師の給料って病棟よりいいの?
訪問看護師で高い給料をもらうにはどうしたらいいの?

看護師歴10年、元訪問看護師の私がお答えします。
ざっくり言うと、訪問看護師の給料は
- 病棟より高いことも安いこともある。
- 一概に言えないが、民間企業だと高い傾向がある。
あなたが訪問看護で高い給料をもらいたい場合は、このまま読み進めてください。
訪問看護師の給料|病棟との違い
訪問看護師の平均年収435万円で、病棟との差は縮まって来ています(ソース:看護roo!)。

訪問看護師の年収の相場は420~600万円です。
相場の違いは、地域差や運営母体の差によるものでしょう。

夜勤をやっていても病院によっては年収400万程度の病院もあるので、夜勤をやっている看護師よりも訪問看護の方が給料が高い場合もあります。
訪問看護師で高い給料をもらう方法
訪問看護師で高い給料をもらうには、病院よりも民間企業の運営するステーションに属するのが良いでしょう。

また、病棟もそうですが都市部では給料が高く、地方では安くなる傾向があります。
例えばですが、仙台市と東京都の訪問看護ステーションを病院母体、民間母体別に給料を比較してみました。
- 仙台市の病院母体:年収362万円
- 仙台市の民間母体:月給37.5~38.5万円+賞与⇒想定年収約500万円
- 東京の病院母体:月給25万8千円~38万6千円+賞与3か月⇒想定年収330万~510万円
- 東京の民間母体:月給40万円〜50万円⇒想定年収520万円~600万円
※病院母体と民間母体の違いについては【看護師向け】訪問看護ステーション選びのポイント【大手が安心?】で解説しています。
このように、訪問看護師給料は地方の病院ステーションが最安、東京の民間ステーションが最高という結果でした。
補足ですが、民間企業が運営母体でかつ全国に拠点がある場合、給料の基準が東京水準のため地方の拠点でも東京並みの給料がもらえる法人もあります。
私はかつて東海地方のN市で、そんな法人で訪問看護やっていました。

N市における看護師の給料テーブルにおいて、そのステーションは破格でした。
今後高い給料で訪問看護をやりたい人は、民間法人が運営母体のステーションが良いでしょう。
ただし民間だとヤバイ企業も中にはあるので、あなたが民間のステーションに興味がある場合は【就職してはいけない】本当にあったヤバイ訪問看護ステーション体験談を読んでおくと良いです。
条件のよさだけでなく安心して働くために、【後悔しない】訪問看護ステーションの採用面接で確認すべき7つの事を読んでおくと間違いないでしょう。
まとめ
以上、訪問看護師って給料いいの?高い給料をもらう方法や病棟との違いでした。
まとめます。
- 訪問看護師の平均年収は435万円で、病棟との差は縮まって来ている
- より高い給料をもらうには、民間母体の都市部の訪問看護ステーションを選ぶこと
- 地方都市の場合、首都圏に運営母体があると首都圏の給与テーブルで働ける場合があり、オイシイ
看護師の職場選びは難しいですが、条件面だけで選ぶと後悔するかもしれません。

高い給料でも、我慢できないことってありますよね…
病院母体と民間母体の訪問看護ステーションの違いは【看護師向け】訪問看護ステーション選びのポイント【大手が安心?】で解説しています。
あなたが訪問看護に興味があり、「高い給料欲しい!」って場合でも、職場環境にも注意してステーションを選ぶようにしてくださいね。
以上、山下智巳でした。
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