美容ナースになりたい!どのクリニックがいいかな?
この記事では、「美容クリニックHPの正しい見方」を解説しています。
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美容クリニックについて調べる時、まずは公式ホームページ(HP)を見ますよね。
美容クリニックのHP、どんな所を見ていますか?
- 施術の内容
- 院内のきれいさ
- 自分が通える院があるか
- 募集要項(条件の良さ)
HPを何気なく見ると、大体上記の1~3が目に入りますね。
看護師として採用情報を見つけようとすると、4も見るでしょう。
ですが、もっと注目するべきところがあります。
- クリニックの理念
- 院長ドクターについて
- クリニックを運営する法人について
これらは、安心して働くために必要な情報です。
美容クリニックで、こんな危険なところもあるようです。↓
あら。😭
私のいた美容クリニックは、後から来たお姉様が院長とちょめちょめでその人より前に入った人は事務長から毎日退職勧奨をされてどんどん辞めていきました😇😇
あ。お給料は40以上を安定してもらえてたからお財布天国…現実地獄でした。😇😇— おとうふ💉💉💉アルバイター🍆 (@tofu_somen) March 22, 2022
患者さんが支払ったお金をそのままポケットマネーにしたり、、
脱毛前後の写真比較するからって余計な部位を撮影したり😱
マジでありえないところに当たりました!!🤣
入社時に経理の人から「先生脱税してるんです!」って聞いて、その人すぐに退職されました🤣🤣— ねこ@。。。 (@nekonekohitomi) March 22, 2022
こんなクリニックに入ってしまわないよう、公式HPのどこを見るべきか?
詳しくは記事をご覧ください。
美容クリニックHPの正しい見方①クリニックの理念

美容クリニックHPの正しい見方として、クリニックの理念のチェックは欠かせません。
理念とは、「自分たちはこういう姿勢で仕事をします」という、患者様とスタッフへの約束みたいなものです。
この理念に、クリニックの熱意や誠実さが表れているのです。
理念は大体このような感じです(※あくまで例。私が考えました)。
いかがでしょう。
Aはオリジナリティのある文章で、患者様に対する誠実さがにじみ出ています。
一方Bは、美容クリニックとして当たり前の事しか言っていません。
「確実な効果を最適な金額で」。当たり前です。
そもそも理念にするような内容ではありません。
このような理念からは、法人としてのこだわりや、患者様への誠実さが見えません。
となると、患者様の信頼獲得より、営利的な部分が大きすぎる経営状況があるかもしれません。
具体的には、押し売りに近い物販があるなど。
そういった環境で働くのは、看護師としてはしんどいかもしれません。
クリニックの理念が
いかにも手抜きだなぁ…
という感じのクリニックは、ちょっと注意が必要です。
余談ですが、クリニックの理念は応募書類や面接対策にも使えますので必ず目を通します。
詳しくは【看護師転職】面接で落ちないために絶対に必要な3ステップを解説で解説しています。
美容クリニックHPの正しい見方②院長先生について

美容クリニックHPの正しい見方として、院長先生について調べる事も不可欠です。
美容クリニックでの施術は、「医行為」に値します。
医行為は本来医師のみが許されますが(医師法第17条)。
しかし医師の指示があった場合に限り、看護師による医行為も許されると解釈されています(保助看法第37条)。
なので、施術中はクリニック内に医師がいる必要があり、そうでないクリニックは違法と言う事になります。
過去にあった医師法違反の例です。
- 医師免許を持っていない人物が美容整形手術を行っていたクリニック。
- 医師不在でレーザー脱毛などの医療行為を行い、警察の調査が入ったクリニック。
病院だとありえない事ですが、美容クリニックはこういう違法な営業が実在する分野なのです。
気になる方は「美容クリニック 医師法違反」でググって見て下さい。
安全なクリニックで働くため、以下の項目をチェックする必要があります。
- クリニックに常勤医師(院長)がいるか?
⇒非常勤医師のみで回していると、医師不在の日があるかもしれない - 医師は名前、顔、出身大学を公表しているか?
⇒これらを公表していないと、医師免許が無いかもしれない
美容クリニックHPの正しい見方③運営する法人について

クリニックを運営する法人について、
- 法人名
- 代表者
- 設立何年目か
この3つは注目しましょう。
これらは大抵、公式HPの「about us」「法人について」などで見られます。
法人名

美容クリニックは、運営する法人が必ず存在します。
「医療法人社団〇〇会」などですね。
その法人名が明記されていないクリニックは、検索されたくない意図があるのかもしれません。
…なんて言ったら穿った見方かもしれませんが、前項の医師法違反のクリニックも実在するので、運営法人は必ず確認しましょう。
代表者

法人の代表者も確認しましょう。
代表者名が明確でない法人も、ちょっとあやしい。
代表者を検索すると、意外な事が分かったりします。
- 代表者が医師で、独特の美容法を提唱している。
- 代表者が医師で、過去に〇〇クリニックに勤務していた。
- 代表が医師ではなく、美容や医療とは関係ない分野の出身である。
代表者という切り口で、クリニックに関する色々な発見があります。
その発見の中で、ご自身が勤務するうえで不都合な事実が無い事を確認しましょう。
特に、小さなクリックで代表者が医師でない場合、医師を雇っている形になります。
すると、前述の医師不在パターンがあり得るので要注意です。
設立何年目か

運営法人の設立年数も確認しましょう。
設立年数が少ないと、法人はクリニック設立のための借金を返済中の状態かもしれません。
また、経営がまだ軌道に乗っておらず、違法な行為をしているかもしれません。
(例:看護師より安いお金で雇える無資格者に、医療レーザー施術をさせるなど)
加えて、経営が軌道に乗らず倒産する可能性もあります。
経営が安定している=ある程度歴史がある法人が安心でしょう。
設立後10年ほど経過した法人は安心ではないかと、個人的には思います。
まとめ:美容クリニック選びは「映え」に騙されない

以上、後悔しないクリニック選びとして美容クリニックHPの正しい見方を解説しました。
美容クリニックのHPには、院内の写真やキレイな外国人モデルの写真が多く掲載しています。
このような「映え」でごまかされてはいけません。
たしかに美容はイメージ戦略が大事です。
しかしそこで働く以上は、「安心・安全なクリニックか」しっかり見極める必要があります。
まとめます。
- クリニックの理念はテキトーじゃないか
- 院長や常勤医師はいるか
- 院長の名前、顔、出身大学
- クリニックを運営する法人の名前
- 運営法人の代表者氏名
- クリニックを運営する法人の設立年数
憧れだけで、働く場所を決めないようにしましょう。
正しいクリニック選びについては、【後悔しないクリニック選び①】美容ナースの募集要項の正しい見方もおすすめです。
以上、山下智巳でした。
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