
美容クリニックに応募したいけど、志望動機どうしよう。「美容が好きだから」だけじゃ足りないし…

志望動機=「美容が好きだから」は、落ちるかもしれません。
Twitterで美容クリニックの転職相談を受けるのですが、最も多いのは志望動機の相談。
- 美容が好きなのをうまく伝えたいのですが、どうしたらよいでしょう?
- 美容への熱意が足りませんか?
この質問への私からの答えは、「美容好きで押すのはやめましょう」。
その理由は【必要なのは〇〇だけ】看護師転職で落ちない履歴書&職務経歴書の書き方でも書いている通り。
あなたの美容好き度合と応募先のクリニックへの貢献度は比例しないので、戦略として不適切なのです。
では志望動機はどんなふうに書けばよいのでしょう?
落ちない志望動機は、以下の3つのルールに従えば出来上がります。
- 応募先クリニックを選んだ理由をアピール
- 自身の経歴(=使える人材度)をアピール
- 2.を活かしてクリニックにどう貢献するかアピール
美容クリニック転職は自己アピールが9割。
自分が雇う価値がある人材であることを、戦略的にアピールすることが肝心です。
このルールはエントリーシートの自由欄にも使えます。

志望動機の書き方でお困りの方は、ぜひこの記事を参考にして書いてみてくださいね!
※「記事を読んだけど書けない!」という方は私にご相談ください。
看護師が美容クリニック転職で落ちない志望動機3つのルール
看護師が美容クリニック転職で落ちない志望動機の書き方・3つのルールを解説します。
ルール①応募先クリニックを選んだ理由をアピール
ルールの1つ目。志望動機の冒頭は、そのクリニックを選んだ理由を書きます。
例①私は貴法人の理念である「~~」という部分に共感を抱きました。
例②私は貴法人の院長である〇〇先生の「~~」という言葉に強く共感します。
「クリニックの理念や院長の言葉で共感できる部分」を最初に伝えると、クリニックを選んだ理由が明確で話が早いです。
その後は、文章のボリュームに応じて
などと共感した理由と応募に至った経緯を伝えると、話が論理的で説得力があります。
この書き方ができるように、応募するクリニックのHPは良く読みましょう。
特に法人理念は【看護師転職】面接で落ちないために絶対に必要な3ステップを解説にも書きましたが絶対に読んでください。
なぜなら、法人理念はどんなスタッフを求めているかが簡潔に書かれた、美容クリニック転職のための重要な資料だからです。

ルール②自身の経歴(=使える人材度)をアピール
ルール2つ目。次は、自分の使える人材度をアピールしましょう。
例①:私は急性期病棟で1日に〇名程度受け持っており、忙しい環境の中で効率よく働く能力を養いました。この能力を貴法人でも生かし、より多くの患者様に施術できたらと考えております。
例②:私は今の診療科の中で、患者指導をする機会が多くありました。その中で、悩みに寄り添った看護を提供する技術を養いました。貴法人においてもそれを発揮して、患者さまのお悩みに寄り添って関わることができると思います。
ポイントは「今の仕事で培った能力」と、それを「応募先のクリニックでどう生かせるか」を書くこと。
何でもいいので自分の能力を文章化し、それを美容クリニックの業務につなげて、自分が使える人材であることをアピールしてください。

今は美容とは関係ない分野にいても、必ず生かせる能力があります。それを探してみましょうね。
※「自分じゃ分からん!」「自分に能力など無い!」と思う方は私と一緒に考えましょう。⇒お問い合わせはこちら
ルール③クリニックにどう貢献するかアピール
ルール③。クリニックにどう貢献するか、で王手をかけます。
例①:入職したあかつきには、速やかに知識や技術を習得し、現場の一員として稼働できるように努力いたします。
例②:貴法人に入職が叶いましたら、1日も早く業務に慣れ、1人でも多くの患者様の幸福に関われるように努力いたします。
ルール③は、まとめの文章です。
そのため、ルール②までの内容に沿ったまとめ方をするようにしましょう。
具体的には、例①は「仕事の速」さを、例②は「寄り添った看護」をアピールポイントにしてまとめています。
ご自分で書く場合も、上記の例のようにまとまっていれば大丈夫です。

「貴法人の利益のため」「患者様満足度のため」など、応募先が喜びそうな文章をチョイスし「努力致します」で締めると印象が良いです。
ちなみに、この「努力致します」という言葉はかなり使えます。
「頑張ります」だと学生っぽく幼稚な感じがしますが、その言い換えである「努力致します」は成熟した大人の印象があります。

看護師が美容クリニック転職で落ちない志望動機のルール:補足
看護師が美容クリニック転職で落ちない志望動機は、上の3つののルールに従えば作れます。
しかし、いくつか注意点があるので補足を書きます。
「美容が好き」を志望動機の主軸にしない
前提として大事なことは「美容が好き」を志望動機の主軸にしない事です。
NGな理由はこの3つ。
- 採用担当者が聞き飽きてるから
- 美容好きなのは当たり前だから
- 美容への情熱と法人への貢献度は比例しないから
多くの応募者が「美容が好きだから/興味があるから」と発言していることでしょう。
美容が好きなこと自体は悪ではありません。
しかし、「美容好き」だけでは他の応募者に差別化が図れないし、美容好きな看護師が「使える看護師」とは限りません。
美容に興味があることは伝えても構いませんが、それをメインの志望動機にするのは作戦ミスです。

あくまでも、自分が雇うメリットがある看護師である事をアピールしてください。
エントリーシートも同じ内容で大丈夫
自己応募の場合、クリニックの公式サイトからエントリーシートを記入する場合があります。
履歴書の志望動機が書けたら、エントリーシートの自由欄も同じ内容で大丈夫です。
ただし、完全なるコピペだと採用担当者に

こいつコピペじゃん。やる気あるのかな
と思われる可能性もあるので、コピペしてから、ところどころ表現の言い換えをすると良いでしょう。
表現の言い換えとは、例えばこのような物。
- 1日でも早く⇒少しでも早く
- 努力致します⇒励みます
- 患者様の幸せ⇒患者様満足度
内容は変えずに、日本語だけ変えれば大丈夫です。

エントリーシートの余白が多ければ、志望動機の内容を膨らませて、さらに説得力を持たせるようにしましょう。
まとめ
以上、看護師が美容クリニック転職で落ちない志望動機のルールでした。
まとめるとこんな感じです。
- 応募先クリニックを選んだ理由をアピール
- 自身の経歴(=使える人材度)をアピール
- 2.を活かしてクリニックにどう貢献するかアピール
このルールに従えば、
- 自分がなぜ美容(そのクリニック)を志望したのか
- 自分がどういうふうに法人の役に立つのか
が論理的に伝わり、面接官に

この看護師さん、雇う価値がありそう!
と思ってもらえます。
決して「美容が好きだから」をメインに構成しないで下さい。
エントリーシートの自由欄も同じ内容で大丈夫ですが、コピペだと印象が良くないので表現だけ多少書き換えます。
記事の中の例をつなげて一つにすると、大体こんな感じになります。
私は貴法人の理念である「患者様の安全を重要視する」という部分に強く共感し、〇〇クリニックに応募いたしました。
私は急性期病棟で1日に8名程度受け持っており、忙しい環境の中で効率よく働く能力を養いました。この能力を貴法人でも生かし、より多くの患者様に施術できたらと考えております。
入職したあかつきには、速やかに知識や技術を習得し、現場の一員として1日も早く稼働できるように努力いたします。
自分だけの、落ちない志望動機が書けそうですね?
この記事を読んだあなたがもし

でも自分では書けない…
という場合。
私にお気軽にご相談ください。一緒に考えましょう。
美容看護師の転職相談を受け付けています!
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ご希望のクリニックの書類選考、無事に受かりましょう!
以上、山下智巳でした。
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