美容皮膚科で働きたい!でも脱毛クリニックはナシかな~笑
そんなのもったいない!脱毛クリニックにはメリットがたくさんあります。
- 脱毛クリニックで働くメリット
- 美容外科、美容皮膚科、脱毛の比較
- 美容外科、美容皮膚科、脱毛の大変な所
私は美容ナースになりたい看護師さんの転職相談をやっています。
最も多いのはこのタイプ。
美容皮膚科が第一志望。次は外科かな?(脱毛は眼中にない)
しかし、美容クリニック未経験者にとって脱毛クリニックはメリットがいっぱい。
- お給料が高め
- お休みも多め
- 押し売りが無い
- 比較的内定をもらいやすい
- 手技や知識の習得が比較的容易
この記事では他にも、美容外科、皮膚科、脱毛の大変な所も紹介しています。
これらを比較することで、脱毛クリニックで働くメリットが良く分かると思います。
美容クリニックで働きたい方にはすごく役に立つので、記事をお読みください。
※美容クリニック転職に興味がある方は【2022年】美容看護師に向いているか診断【クリニックで働きたい】もおススメ。
脱毛クリニックで働くメリット

脱毛クリニックで働くメリットをご紹介します。
お給料が高め
まず、脱毛クリニックはお給料が高めです。
美容クリニックの看護師求人を見ると、お給料は大体こんな感じです。
- 美容外科…27~50万円
- 美容皮膚科…30~32万円
- 脱毛…32~40万円
一番激務(後述します)の美容外科は、大手でも20万円台の求人もあります。
また美容皮膚科単科のクリニックは、家賃が高い都内でもお給料が30万円前半にとどまります。
お給料の安いからまた他の所に転職しよう…
なんてこともあるかも。
一方脱毛クリニックは、地方でも30万円を切る求人は滅多にありません。
お給料のベースが一番高いのが脱毛クリニックと言えます!
お休みも多め

お休みが多めなのも脱毛クリニックのメリットです。
- 美容外科…110日前後。105日の所もある。
- 美容皮膚科…110日前後
- 脱毛…120日以上が多い。160日の所もある。
このように、外科と皮膚科は休日が年間110日程度です。
ちなみに、年間休日は120日を基準として考えます。
なぜならカレンダー通りに休むと年間休日は約120日だからです。
年間休日120日のクリニックなら、世の中の人達と同じくらい休めます。
年間休日がそれ以下だと、世の中の皆さんより多く働くことになります。
脱毛クリニックは120日以上の求人がほとんどですので、人並み以上に休むことができます。
なお、募集要項の見方は【後悔しないクリニック選び①】美容ナースの募集要項の正しい見方をご覧ください。
押し売りや個人ノルマが無い

脱毛クリニックは押し売りや個人ノルマが無いクリニックがほとんどです。
医療脱毛はコースで契約することが多く契約金額も30万円程度になるので、まとまった収益がコンスタントに望めます。
そのため、無理な押し売りが必要ありません。
一方で皮膚科は、他の施術や自社ブランドの化粧品を売り込む事があります。
なぜなら、美容皮膚科は必ずしもリピーターになってくれないので、収益は不安定になりやすいからです。
そのため施術や化粧品の押し売りやノルマがありえます。
また、美容外科は客単価が高いですが皮膚科併設のクリニックも多く、たくさんの美容メニューがあります。
そのため「他の施術もやりませんか?」という押し売りをするよう指示されるかもしれません。
営業成績を個人ごとにカウントし、インセンティブに反映させるクリニックもあります。
つまり皮膚科や外科は、多く売らないとお給料が増えない場合があるのです。
美容未経験者の方には、これは大変な事だと思います。
※「押し売り」と捉えるか、「患者様にとって有益な提案」と捉えるかはその人次第です。
比較的内定をもらいやすい

比較的内定をもらいやすい事も、脱毛クリニックのメリットの一つです。
- 脱毛は需要が多いから
- 患者:看護師=1:1体制だから
- 収益が多く多店舗展開するから
二重手術は一重や奥二重の方しかしません。
脂肪吸引は脂肪が気になっている人しかしません。
でも脱毛は、まぶたの形や体型に関係なく多くの人がやりたがります。
つまり脱毛は患者様が多く、その分看護師も必要で採用人数が多いのです。
また、脱毛クリニックは安定的な収益が得やすく、多店舗経営も可能です。
新店舗オープンのための人員募集も珍しくありません。
脱毛クリニックは看護師の数が必要なので、外科や皮膚科に比べたら採用をもらいやすいと言えます。
手技や知識の習得が比較的容易

手技や知識の習得が比較的容易なのも脱毛クリニックのメリットの一つです。
美容外科は、当然の事ながら手術の種類の数だけ術式を覚えます。
クリニックによっては皮膚科の施術もあるかもしれません。
皮膚科は、ダーマペンや脱毛、色素病変の治療など、施術の種類が豊富です。
そのため機械の使い方に加え、施術のメカニズムやなど知識の獲得に向けた学習も多岐に渡るでしょう。
外科と皮膚科は施術が多い分、覚える事がとても多く大変です。
一方脱毛は、2~3種類の機械の扱い方を覚えればよく、覚える知識も脱毛に関するものだけでOK。
覚えることが多すぎる…辛い
とは、なりにくいでしょう。
未経験者でも安心して働けるのが脱毛クリニックのメリットです。
美容外科、美容皮膚科、脱毛の大変な所

続いて、美容外科、美容皮膚科、脱毛の大変な所をざっと見ていきます。
美容外科
美容外科の大変な所は、こんなところ。
- 残業がある
- 覚える事が多い
- クレームが大きい
- お給料が安いクリニックもある
- クセの強い医師との協働が必要
- 臨床3年以上必要(採用時)
- 手術室経験が求められる(採用時)
※全てのクリニックに該当するものではありません。
解説します。
外科は、全身麻酔下で手術をする場合麻酔からの覚醒を待つ必要があります。
そのため、残業になる事も度々あります。
クレームが大きくなる傾向も外科の特徴の一つです。
なぜなら、患者様は術後のイメージを鮮明に抱いているからです。
そのイメージと違う仕上がりだと、
大金払ったのに!こんなんじゃない!
と強い怒りをもって批難されることがあります。
医師の個性が悪い意味で強い場合も、ストレスが大きいでしょう。
医師との連携は、病棟でも苦慮された方が多いと思います。
美容外科で、もし個性的な医師の手術を介助するとなった場合…
さらに外科は入職時に求められる臨床経験が最も長く、入職時のハードルが高い傾向があります。
美容皮膚科

美容皮膚科の大変な所は、こんなところ。
- 倍率が高い
- お給料が安い
- お休みが少ない
- 押し売りやノルマがある
- 施術の効果が感じられにくい
美容皮膚科は、美容クリニックの中で最も人気の転職先です。
その割にクリニックの数は多くないので、どうしても倍率が高くなりがちです。
なのにお給料は低め、お休みは少なめ。
押し売りをしてインセンティブを上げないと、暮らしていけない…
なんていうパターンもありえます。
また、脱毛と違って施術の効果が分かりにくく、それが患者様の不満につながるケースもあるようです。
こちらは頑張ってるのに、しかも効果も出ているのに
もっときれいになると思ってた…
なんて言われたら、悲しいですよね。
脱毛クリニック

脱毛クリニックの大変な所です。
- 忙しい
- 学びが少ない
- 人によっては飽きる
現役脱毛看護師の私が絞り出してこれだけです。
外科や皮膚科に比べて少ないですよね。
解説していきます。
脱毛クリニックは本当に収益が上がります。
そのため特に大手の場合、回転を速くしてさらに稼ごうとします。
よって、どうしても多忙になりがちです。
また、習熟すべきものが少ない分、学びが少ないと感じる&飽きる可能性があります。
しかし、「脱毛飽きる問題」については【これ知らないと損】脱毛看護師が飽きないために必要な事5つで解説しています。
そう、脱毛は自分次第でどこまでも深められる分野なのです。
タイムスケジュールと飽きへの対策を講じれば、脱毛クリニックは最良の就職先になってくれます。
まとめ:美容外科、美容皮膚科、脱毛の比較

以上、美容ナース志望者必見の、脱毛クリニックが未経験者におススメな理由でした。
美容外科、美容皮膚科、脱毛クリニックの特徴をまとめました。

※あくまでも傾向。詳細な条件はクリニックによります。
いかがでしょうか?
脱毛クリニックは、美容未経験者にも比較的イージーな分野であると言えますね。
- 福利厚生の良い所で働きたい。
- 絶対に美容クリニックで働きたい!
- 自分が美容クリニックでやっていけるか不安…
もしこんな風にお考えなら、脱毛クリニックがオススメです。
未経験者でも安心して美容クリニックで働きたい看護師さん。
転職先候補に、脱毛クリニックを追加されてみてはいかがでしょうか?
以上、山下智巳でした。
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- よいクリニックが見つからない!
- 30代で美容ナース転職は難しい?
- 初めての転職で、どうしていいか分からない。
- 臨床経験が少ないけど美容ナースになれるかな…
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