- ヒゲ脱毛で逆に濃くなるって本当?
- 濃くなったヒゲはどうしたら良くなるの?
- ヒゲ脱毛のコースが終わったけど前よりも毛が増えたように感じる
せっかく脱毛したのに、逆に濃くなったらすごくショックですよね。
レーザーでヒゲ脱毛を受けたあとに濃くなる現象には、放置して良いものとそうでないものの2種類があります。
- 照射直後の一時的な「どろぼうヒゲ」…放置可能
- ヒゲが増えたり太くなったりする増毛化・硬毛化…放置はNG
どろぼうヒゲは放置しても大丈夫ですが、増毛化・硬毛化はクリニックに相談した方が良いでしょう。
この記事に書いてあることを知っておけば、ヒゲ脱毛で濃くなってしまった時もベストな対応ができますよ。
ヒゲ脱毛では濃くなることがある

レーザーによるヒゲ脱毛では、照射後に逆に濃くなることがあります。
- 照射直後~数日の間濃く見える
- 脱毛開始前よりも毛量が増えてしまった
- 脱毛開始前よりも太い毛が生えるようになった
照射直後~数日の間に濃く見える現象は最近では「どろぼうヒゲ」と呼ばれています。どろぼうのように、口の周りのヒゲが濃く灰色になった状態です。

←こういった状態ですね。
どろぼうヒゲはレーザー照射によって自然に起こる現象で、そのうち自然に治ります。理由は後ほど解説します。
一方、照射からしばらくしてから「なんか増えた気がする」「前よりしっかりした毛が生えるようになった」と気がつくものは「増毛化・硬毛化」と呼ばれています。
光脱毛やレーザー脱毛では、施術によって増毛化・硬毛化が起きることがあります。施術後抜けてくれることがほとんどですが、増毛化・硬毛化が起こる確率はゼロではありません。
増毛化・硬毛化は放置していても治らないことが多く、クリニックに相談する必要があります。
ヒゲが脱毛後に濃くなる原因

せっかく脱毛を受けたのに逆にヒゲが濃くなるなんて、ショックですよね。なぜヒゲが濃くなってしまうのか、原因を解説します。
一時的な反応
レーザー照射後に一時的に濃くなる通称「どろぼうヒゲ」は、レーザーによって毛が焼けこげることで起きます。
毛穴から飛び出している数ミリの毛がレーザーの熱でこげて膨張することで、1本1本が一時的に太くなります。
その結果、全体的に灰色がかって見えたり、シャープペンの芯が刺さったような見た目になります。
増毛化・硬毛化

増毛化・硬毛化は、照射前よりも毛が増えたり太くなったりする現象です。原因ははっきりと分かっておらず、光脱毛でもレーザー脱毛でも起こる可能性があります。
その原因については色々な仮説があり、
- 照射によるダメージから肌を守ろうとするため
- 照射により血管が育ってしまい毛に栄養が多くいくため
などと言われています。
増毛化・硬毛化は放置しておいて治ることもあれば、治らないこともあります。
レーザー脱毛を続けて改善するケースもあれば、症状が悪化するケースもあり、難しい症状の一つです。
クリニックによっては、症状のある部位を無料で照射してくれるところもあります。
ヒゲ脱毛で濃くなった時の対応

ヒゲ脱毛で濃くなった時の対応は、どろぼうヒゲか増毛化・硬毛化かによって異なります。
- どろぼうヒゲ…照射後数日間は放置
- 増毛化・硬毛化…クリニックに相談
自然に抜け落ちるのを待つ
レーザーの熱によって起こるどろぼうヒゲは、放っておけば治るので自然に抜け落ちるのを待ちましょう。
濃くなったヒゲを無理に引っぱるのは良くありません。なぜなら、レーザー照射後のヒゲはしばらく熱をもって毛の細胞を攻撃し、それによって永久脱毛の効果が出るからです。
やさしく剃る

ヒゲはやさしく剃るようにしましょう。なぜなら、ヒゲ剃りによるダメージは大きいため肌を傷つけてしまうからです。
ダメージを受けた肌は、次回のレーザー照射では良い脱毛効果を得られません。
肌が傷つくとニキビができやすくなったり、乾燥しやすくなったりします。ニキビは照射ができないため照射を避けられてしまい、その部分は完全に抜け残ります。
また、肌が乾燥しているとヤケド予防のために照射パワーを下げられてしまいます。そうするとパワー不足により脱毛の効果は下がります。
ヒゲを剃る時は丁寧に、肌を傷つけないように注意して行います。
増毛化・硬毛化はクリニックに相談

「照射後に抜けたけど、次に生えてきた毛が前より太い感じがするなぁ。」
そのように思った場合は増毛化・硬毛化の可能性があります。
照射後に一時的に濃くなったのではなく、しばらくしても濃い状態が続くときは、クリニックに相談しましょう。
クリニックによっては、増毛化・硬毛化した場所を無料で照射してくれるところもあります。
また、次にいつ照射するのがベストかはクリニックによって違います。
ニードル脱毛

毛穴に針(電極)を入れて1本1本毛根を焼く「ニードル脱毛」は、増毛化・硬毛化した毛も永久脱毛できます。
しかし、ニードル脱毛には以下の欠点があります。
- 痛みが強い
- 値段が高い
- 1回の施術で無くせる本数が少ない
- 施術を行っているクリニックが少ない
ニードル脱毛は、レーザー脱毛よりもはるかに痛いと言われています。
ヒゲ脱毛で濃くならないための方法

ヒゲ脱毛で濃くならないためには、2つの方法があります。
- 大事なイベントの直前は照射を受けない
- 産毛は照射しない
大事なイベントの直前は照射を受けない
大事なイベントの直前はレーザー照射を受けないようにします。なぜなら、レーザー照射直後はどろぼうヒゲになってしまう可能性があるからです。
結婚式や就職面接など、大事なイベントに向けてヒゲを無くしたい人は、イベントの3~4週間前にレーザー照射を受けると良いでしょう。
理由としては、照射から3~4週間後は脱毛の照射の効果がもっとも高く出る時期だからです。
産毛は照射しない

あまり気にならない産毛は脱毛しないというのも、ヒゲが濃くならないための手段の1つです。
増毛化・硬毛化は、もともと産毛である部分に発生しやすい傾向があります。そのため、産毛を照射すると太くなったり増えて見えたりする原因になります。
また、増毛化・硬毛化はフェイスラインや目の下など凹凸がある部分に発生しやすい特徴もあります。
ヒゲが濃くなったと感じたら

- 照射直後~数日は様子見
- 様子見の間はヒゲを抜かない
- 様子見の間はヒゲはやさしく剃る
- 様子見の間は保湿と清潔を心がける
- 照射前よりも太い毛が生えてくる場合はクリニックに相談
レーザー照射によってヒゲが濃くなる原因には2パターンあります。
1つは、レーザーでヒゲが燃えることで起きる一時的な「どろぼうヒゲ」。もう1つは、レーザー刺激によって太い毛が生えるようになる「増毛化・硬毛化」。
どろぼうヒゲは、レーザーによって焦げた毛が落ち着くまで数日間様子を見ましょう。数日たてば、ヒゲの膨張も落ち着いていつもどおりに戻るはずです。
毛が抜けずに太いままだったり、毛が抜けてから太い毛が生えてくるようになった場合はクリニックに相談しましょう。