- ヒゲ脱毛はいつ終わるの?
- ヒゲ脱毛の効果をいまいち感じられない
- 10回終わったのに効果が感じられないのはなぜ?
ヒゲ脱毛を受けているあなたは、こんな風に感じたことはありませんか?終わりが見えないヒゲ脱毛に、じれったさを感じますよね。
ヒゲ脱毛が終わらない理由には、次のようなことが考えられます。
- 光脱毛だから
- 毛の本数が多いから
- 受けた回数が少ないから
- レーザーの出力が弱いから
- 口周りは効果が出にくいから
- 誤った自己処理をしているから
また、レーザー脱毛でツルツルを目指す場合、15回程度は照射を受ける必要があります。
これは期間にして3年程度必要です。
この記事では、ヒゲ脱毛を3年間毎日提供している看護師の私が、ヒゲ脱毛で終わりが見えない原因と対策について詳しく解説しています。
ヒゲ脱毛が終わらない原因
ヒゲ脱毛が終わらない原因をひとつずつ解説していきます。
もしあなたにあてはまるものがあるなら、それがヒゲ脱毛で効果を感じられない原因です。
光脱毛だから
もしあなたが受けているのが光脱毛の場合、脱毛の効果が弱い可能性があります。なぜなら、光脱毛には以下の特徴があるからです。
- 医療用の機械ではないため毛根を破壊できない
- 脱毛に関係ない波長の光も出ている
光脱毛を行っているいわゆる「サロン」は、毛根を破壊し永久脱毛する医療行為ができません。そのため、光脱毛はヒゲに対する攻撃力が低く、毛の無くなり方は控えめです。
光脱毛は光源がレーザーではなくフラッシュランプであり、脱毛に関係ない波長の光が出ています。その点も、ヒゲ脱毛の効果の出にくさに関係しています。
私もいま働いている脱毛クリニックで、サロンから乗り換えてきた方に何人も会ってきました。
ヒゲが薄くなっている人もいますが、
という人の方が多い印象です。
最近も脱毛サロンに通っていた方から「サロンでは月に1回通ったのに全然変わらなかった。でも、レーザー脱毛では1回で効果が感じられて驚いています!」という意見をもらいました。
レーザー脱毛は、脱毛に効果的な波長をハイパワーで照射することで、毛根の細胞を破壊し永久脱毛できます。
毛の本数が多いから
毛の本数が多いことも、ヒゲ脱毛の効果が感じられない原因です。毛の本数が多いと以下のことが起こります。
- 脱毛レーザーが分散し効果が低下する
- 抜けても次に生えてくる毛がまだまだ眠っている
ヒゲの本数が多いことで効果が落ちることに加え、抜けたとしてもまだまだ生えてくる毛が多いので、脱毛の効果を感じられないのです。
ただし、ヒゲが減ってくるとヒゲの密度が低下し、レーザーの効果が出やすくなります。
最初のころは「抜けても結局生えてくるなぁ…」と感じるかもしれませんが、根気強く施術を受けていけば印象は変わることでしょう。
受けた回数が少ないから
受けた回数が少ないと、ヒゲが無くならないように感じるかもしれません。
とお考えの方。残念ながらほとんどの場合、5回程度ではヒゲはツルツルにはなりません。受けた施術が1、2回目なら、まだまだヒゲは生えてくるでしょう。
後で詳しく説明しますが、ツルツルを目指すなら施術は15回くらいは必要になります。そう聞くと長い道のりに思われるかもしれませんね。
しかし、5回受けると毛質や生える本数も変わり、自己処理もかなりラクになるはずです。
レーザーの出力が弱いから
レーザーの出力が弱いことで、ヒゲが抜けにくくなっている可能性があります。レーザーの出力が弱い要因として、以下のことが考えられます。
- あなたが地黒か日焼け肌
- 施術の担当者が未熟か保守的
- カミソリまけ・乾燥・アトピーなど肌荒れしている
脱毛クリニックでは、脱毛効果を出すことも大事ですが、お客さんにヤケドさせないことも重要視されます。
そのため、肌の色が黒い、肌荒れしているなどのヤケドしやすい要因がある場合はレーザーの出力を下げられてしまいます。
加えて、施術者が未熟であり適正なパワーを判断できなかったり、ヤケドさせまいと過度に保守的になってパワーを下げた場合も、脱毛の効果は下がります。
もしパワーを下げられたくないなら、日焼けと乾燥対策をしましょう。アトピーの方は皮膚科で治療することも大事です。
口周りは効果が出にくいから

「ほおと首はよく抜けるけど、口周りは毛が残るんだよな…」と感じたことはありませんか?
そう、ヒゲ脱毛では口周りは抜けづらいのです。
原因として、ヒゲの生えている角度と密度が関係しています。
口周りの毛は肌に対して垂直に近い角度でまっすぐ生えています。まっすぐ生えている毛は、レーザーが効きにくい特徴があります。
そして、口周りは狭い範囲にたくさんの毛が生えています。このように密集しているところも、レーザーが効きづらい性質があります。
そのため、口周りのヒゲ脱毛は抜けづらく、いつまでも終わらない印象があるのです。
誤った自己処理をしているから
誤った自己処理も、ヒゲが抜けない原因になってしまいます。
誤った自己処理は以下の通りです。
- 毛を抜く
- カミソリまけするまで深剃りする
毛を抜いてしまうと、レーザーが反応するための材料がなくなってしまうのでレーザーの効果が下がります。
また、カミソリまけするまで深剃りすることで、肌が傷ついてしまいます。肌が傷つくと、レーザー照射の際にパワーを下げられてしまい、脱毛効果も下がってしまいます。
そのため、誤った自己処理はヒゲ脱毛の効果を下げ、終わらないと感じる原因になるのです。
レーザーでヒゲ脱毛が終わるまでに必要な回数と期間
レーザーでヒゲ脱毛が終わるまでに必要な回数と期間は以下のとおりです。
- 頬と首の毛が少なくなる…5回(1年)
- ヒゲ剃りが2~3日に1回で良くなる…10回(2年)
- ほぼ剃らなくて良くなる…15回以上(3年以上)
もともとの濃さによって回数と期間は変わってくるので、人によって回数は前後します。
頬と首の毛が少なくなる…5回(1年)
頬と首の毛が少なくなるまでの回数は約5回です。口周り以外の部分、つまり頬と首は抜けやすいので、5回でもかなり高い効果が出ることが多くみられます。
2か月に1回程度通ったとして、かかる期間は約1年です。
ヒゲ剃りが2~3日に1回で良くなる…10回(2年)
ヒゲ剃りが2~3日に1回で良くなるまでには、おおよそ10回必要です。10回レーザーを照射すれば、頑固な口周りの毛もかなり減って来ることでしょう。
また、この頃にはまったく生えないエリアも出てきているはずです。生えそろいに時間がかかるため、照射間隔も2か月以上要する人もいます。
全体が生えそろわない場合は、3か月程度かけてきっちり生えそろってから照射を受けます。そのため、10回の照射を受けるために必要な期間は約2年です。
ほぼ剃らなくて良くなる…15回以上(3年以上)
ほぼ剃らなくて良いレベルになるまでには、目安としては15回以上、期間にすると3年かかります。
生えそろいが遅い人の場合は、次の照射までの期間が長いのでより期間を要することもあります。
ヒゲが無くなるには時間がかかるので、早くヒゲを無くしたい人はいち早くレーザー脱毛をはじめましょう。
ヒゲ脱毛を終わらせるには
ヒゲ脱毛を終わらせるには、次の工夫をすると良いでしょう。
- レーザー脱毛を受ける
- 正しい周期で照射を受ける
- 毛は抜かない
- 保湿・清潔・日焼け予防をする
- 仕上げに針脱毛も良い選択
レーザー脱毛を受ける

ヒゲを脱毛するには、光脱毛や針脱毛よりも、まずはレーザー脱毛を受けることをおすすめします。
なぜなら、レーザー脱毛なら効率よく着実にヒゲを無くせるからです。
レーザー脱毛は、レーザーを照射して毛根やその周りの組織を破壊し、永久的に毛を生えなくさせる施術です。
レーザー脱毛は、高出力の照射で効果が出やすく、比較的少ない回数で脱毛を完了できます。
サロンで光脱毛を受けるよりも高い効果を出せますし、針脱毛で1本ずつ抜くよりも効率よく脱毛できます。
正しい周期で照射を受ける

ヒゲ脱毛では、正しい周期で照射を受けるとより早くヒゲを無くせます。
なぜなら、レーザーは成長期の毛にしか反応しないため、毛の生え変わりサイクルである毛周期に合わせて照射する必要があるからです。
ヒゲ脱毛のベストな周期に関してはヒゲ脱毛のベストな照射間隔は6~8週間!その理由をプロが解説で詳しく解説しています。
約2か月ごとに照射すれば間違ありませんが、ベストなタイミングを見極めて照射を受けましょう。
毛は抜かない
脱毛期間中は毛は抜かない方が、良く毛が抜けます。
なぜなら、毛を抜いて毛根がなくなってしまうとレーザー脱毛の効果が得られなくなってしまうからです。
さらに、毛を抜くと肌にダメージを与えたり、色素沈着やニキビなどの肌トラブルを引き起こしたりする可能性もあります。
色素沈着やダメージのある肌はレーザーのパワーを下げられてしまい、照射の効果が落ちてしまいます。
余談ですが脱毛後の抜けやすい毛も、引っぱらない方が良いです。なぜなら、毛周期が 狂ってしまい次回の照射に悪い影響が出る可能性があるからです。
脱毛を契約している間は、毛は抜かないようにしましょう。
保湿・清潔・日焼け予防をする
保湿・清潔・日焼け予防も行いましょう。理由を説明していきます。
保湿は、肌の潤いをアップしてより強いパワーで照射いてもらうために重要です。
乾燥肌はダメージを受けやすく、ヤケドのリスクがあるので照射担当者はパワーを下げます。そのため、肌が乾燥していると脱毛の効果は下がってしまいます。
清潔は、ニキビを予防するために有効です。なぜなら、ニキビがあるとその場所は照射を避けられてしまい、確実に抜け残るからです。
日焼け止めは、肌の色素沈着を防ぐために重要です。
日焼けしていると、照射の担当者はヤケドしないように照射のパワーを下げます。そうすると脱毛の効果は下がってしまいます。色素沈着の部分も同様です。
脱毛の契約をしている間は、日焼けをしないように日頃から注意しましょう。
以上の理由から、保湿・清潔・日焼け止めがヒゲ脱毛を終わらせるのに良い理由です。
仕上げに針脱毛も良い選択

レーザー脱毛でおおかたのヒゲが無くなったら、針脱毛で仕上げをするのは良い選択です。
なぜなら、ヒゲ脱毛の終盤になるとレーザーでは消えない毛が出てくるからです。
と感じたら、針脱毛の方が手っ取り早く脱毛できます。
針脱毛は、毛穴に電極(針)を刺して毛を1本ずつ焼く脱毛方法です。焼いた毛は基本的には2度と生えてきません。
そのため、レーザー脱毛でほとんどの毛を無くす→レーザーで抜けにくいヒゲは針脱毛という流れはツルツルを目指す人にはおすすめの手段です。
針脱毛はTBCで受けられます。
終わらないヒゲ脱毛に終止符を
ヒゲは本数が多く、抜けにくさを感じにくい要素がいくつもあります。そのため、終わらないと感じてしまうのです。
ヒゲ脱毛を終わらせるには、次の工夫をすると良いでしょう。
- レーザー脱毛を受ける
- 正しい周期で照射を受ける
- 毛は抜かない
- 保湿・清潔・日焼け予防をする
- 仕上げに針脱毛も良い選択
ヒゲがある程度減るには最低5回、よりツルツルに近づけるには15回以上の施術が必要になります。
15回ほど受ける場合は、期間にすると3年程度かかります。